【編集部コメント】
今週のドル円は、週初の159円台半ばから160円を試す展開となりました。大きな方向感は出にくい一方、米雇用統計や中東情勢、日銀の利上げ観測、為替介入への警戒が重なり、初心者には材料の整理が欠かせない1週間でした。
日本銀行の外国為替市況では、ドル円は6月1日9時時点で159円36〜38銭、6月5日17時時点で159円94〜96銭となりました。
出典:日本銀行 外国為替市況(日次)、2026年6月1日〜6月5日
編集部が見る4つのポイント
週前半は159円台半ばからじり高
6月1日(月)は日銀公表ベースで9時時点159円36〜38銭、17時時点159円46〜47銭。翌2日(火)は17時時点159円68〜69銭と、値幅は限られながらもややドル高・円安方向に進みました。米金利の高止まり観測と日米金利差がドル買いを支えた一方、160円接近では介入警戒が重しになりました。
水曜に160円ちょうど、介入警戒で伸び悩み
3日(水)は9時時点159円97〜99銭となり、ロイター系報道でも午前に約1カ月ぶりの160円ちょうどまで上昇したと伝えられました。中東情勢、米雇用関連指標の底堅さ、国内政策への思惑が円売り材料になりました。ただ、160円台は政府・日銀の円買い介入が意識されやすい水準です。同日の17時時点は159円70〜71銭まで押し戻され、明確な上抜けは続きませんでした。
週後半は雇用統計待ち、金曜NYで再びドル高
4日(木)は17時時点159円89〜91銭、5日(金)は17時時点159円94〜96銭。東京時間は160円を挟んだこう着感が目立ち、みんかぶFXも短期ボラティリティの低さを指摘していました。ところが夜の米5月雇用統計では、非農業部門雇用者数が17.2万人増、失業率は4.3%で横ばい。市場予想を上回る雇用増を受け、NY時間にはドル円が160円台前半へ上昇する場面がありました。
来週の注目点は160円台定着と日米イベント
今週の結論は、円安基調は残るものの、160円台では介入警戒が強く、上値追いには慎重さが必要ということです。外為どっとコムは6月見通しで、ドル円の予想レンジを157.00〜161.50円、基調をもみ合いとしています。来週以降は米CPIやFOMC、日銀会合に向けた思惑が強まりやすく、160円台定着が焦点です。短期売買では損切り位置を先に決める姿勢が欠かせません。
投資家として押さえたいポイント
- 160円台では介入関連の発言や報道を必ず確認する
- 米CPI・FOMC・日銀会合前はポジションを軽くする
- 方向感よりもレンジ上限・下限を意識して取引する
※本記事は情報提供目的です。FX取引には元本割れのリスクがあり、相場急変時には想定以上の損失が発生する場合があります。投資判断はご自身でお願いします。
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